「企業の原点、労働組合の原点」

共文社 『労働と経済』 1502号

企業の不正、不祥事が問題になっている。産地を偽るばかりではなく、生産日時や消費期限の張り替えなどの偽装も発覚し、企業モラルの低下が指摘されて久しい。事故隠しなども含め、今、企業で何が起こっているのか。激しい競争にさらされる中でコスト削減は避けられず、著しいダウンサイジングの過程でリストラも横行している。そもそも企業の存在意義とは何か。そして労働組合の存在意義は何かを改めて問うた。企業の原点を明らかにし、労働組合の原点を考察することで「原点」を忘れた組織の問題点を論じた。
pp.18-19