「労働者とは何を求める存在か」
共文社 『労働と経済』 1408号
人はなぜ働くのか。労働者とは何を求める存在かを問うた。それは時代によって、状況によって変化してきたことを歴史的な観点から論じた。ただ食うために働く時代から、働きがい、生きがい、人間として、また社会的存在としての意味を求める時代までその思いは様々であるが、もちろんそれは、時代だけでなく、地域や文化、教育や所得によっても異なり、個人がその必要性から、または各々の価値観によっても異なってくる。当然だとする考え方を今一度リセットして考え直すことの必要性を指摘した。pp.16-17