労働組合への評価が低い。長引く経済の低迷の中で賃上げもままならず、その存在感は薄まるばかりである。しかし、労働組合は賃上げを求めるばかりでなく、労働条件の向上を踏まえつつ組合員の職場生活、家庭生活、また時に地域生活を支援している。その評価は「ネットワーク率」という考え方を持って評価する方法があっていいのではないか。すなわち、労働組合が組合員の生活向上のために様々な組織などとネットワークを組み、その広がりを活動として評価する。社会性をもった存在として再生していく視点を持つことが重要である点を提案した。
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