「膨張していく法定福利費から考える、これからの福利厚生への取り組み」
共文社 『労働と経済』 1025号
日経連の福利厚生費調査の結果が発表された。少子高齢化の影響を受けて福利厚生費に占める法定福利費(社会保険料)の割合は上昇し続けており、膨張する法定福利費はコストプッシュという形で様々な企業内施策に影響を与えることになっている。中でも法定外福利費に削減圧力をかけていることは明白であり、企業内福祉の合理化を促進する大きな要因となっている。本稿は、企業におけるこれからの福利厚生への取り組み方について、その課題と展望を論じたものである。pp.2-5