「不況期に問われる勤労者の自立度と労働組合の支援」
共文社 『労働と経済』 1013号
バブル経済期に顕著となっていた雇用の流動化は、ここにきて不況期における雇用の流動化へと流れを変えてきた。労働市場は売り手市場から買い手市場へと変化し、、その中で勤労者には「仕事」における力量が求められてきている。しかしそればかりでなく、企業に依存しない自立度の高さが求められるようになってきたことを指摘した。労働組合は、労働市場における勤労者の市場価値を高める支援にも力を入れ、勤労者の立場に立った取り組みを粉うべきである点を論じた。pp.2-5