「企業福祉の動向とソフト化現象 ~力点移行の考え方と自己啓発支援~」
(社)財形福祉協会 『財形福祉』 第24巻第10号
本稿では、企業福祉のメニューに「ソフト化現象」が見られることを指摘し、効果を向上させる力点が従業員とその家族の心に訴えかけるサービスに置かれるようになってきたことを論じている。同じ制度の運用にしても精神的配慮が必要であるとの認識から、従来の「経済的なサポートとしての企業福祉」に心配りの色彩が強まってきたこと、その必要性があるとの考え方を認め、現段階では自己啓発支援が顕著となってきているものの、さらに進化が始まっている点を指摘した(企業福祉は今(7))。pp.20-22