作業療法における新たな臨床実習のあり方に関して、臨床実習の歴史や国際動向、臨床実習における理論及び理論的背景をもとにした実践を1っ冊に統合した書籍である。本書籍は筆者が日本作業療法教育学会の会長として監修し、編著も行った。執筆の分担としては、「臨床実習の変遷からみる臨床教育とは」や「世界作業療法士連盟教育基準から臨床実習のあり方を考える」、「到達目標の設定とその評価」、「教育方法論」、「教育の実践」など複数の部分を担当した。本書籍は、2020年より導入された指定規則に準じて新たな臨床実習のあり方を問う書籍であり、教員や臨床実習指導者、実習生の立場から臨床実習における課題や学生が安心安全な環境で進められる臨床実習のための教育方法論を議論するた書籍である。対象となる読者は臨床実習の指導者はもちろんのこと教育者、学生を含む臨床実習に関わる全ての人を対象としている著書で、臨床実習教育者,実習生,教員のコミュニケーションツールになる1冊 と言える。