「姿勢と血圧変動」
臥位から立位への体位変換や立位姿勢の保持で、生体は重力の影響を受ける。身体機能を維持するために重力に対する適度な抵抗つまり抗重力活動の維持・継続は重要である。長期臥床状態は擬似的無重力状態ともいえ、長期臥床の弊害は十分認識されている。重力(姿勢)がどのような影響を及ぼすか、次にこれらに対しどのような調節が行われるか、姿勢変化に伴う統合的な血圧調整機構についてまとめた。pp.115-122齋木しゅう子、米澤久幸
理学療法