その他

基本情報

氏名 齋木 しゅう子
氏名(カナ) サイキ シュウコ
氏名(英語) Saiki Shuko
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

ノルディックウォーキングの床反力の特徴(初心者とインストラクターを比較して)

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

201009

発表学会等の名称

第65回日本体力医学会、千葉

概要

ウォーキングはレクリエーショナルスポーツとして広く認知されている。しかし、中、高齢者に於いて長距離、高頻度のウォーキングは下肢運動器系疾患の懸念や転倒などのリスクが論じられている。そのため、ポールを使うノルディックウォーキング(NW)は安全な運動として、日本でも普及しつつあるスポーツである。ウォーキング(W)に比較し、外乱への安定性や、上肢の関与による運動量の増加などが報告されている。しかし、最近、Wに比較してNWの方が下肢への負荷が大きいという報告が散見される。【目的】NWに於ける下肢への負荷がどのような機序で起こっているかを検討している研究は少ない。今回、合成重心点の変位を床反力、及び筋電図を用いて検討し、NWの運動学的特徴
を報告する。【方法】NWの指導を行っているインストラクターに、3次元動作解析装置、及び床反力計、表面筋電図を用いて歩行を計測して解析した。【結果】NWはNPに比べ、合成重心点の側方変位が少なく垂直変位が大きい結果となった。【考察】合成重心点の変位量の違いは、筋電図や床反力の結果からポールの接地が、下肢への負荷量の増加に密接な関係を持つことが推測できた。【結論】NWにおける下肢への負荷量の増加にはポールによる影響があり、これらを加味した指導方法が構築されることが必要である。
佐藤啓壮、黒木薫、齋木しゅう子、永富良一