高齢者と若年者のノルディックウォーキング愛好家の足部への影響を運動学的に分析した。ポールを使用した運動学的検討では、下肢への負担が低いと言う報告と、低くないと言う報告も散見され、ノルディックウォーキングが身体に与える影響の再検討の必要性が高まっている。特に、高齢者へのノルディックウォーキングが身体に与える影響について、根拠のある安全な指導において早急な指針作りが急務である。本研究では、高齢者と若年者間における、通常歩行とノルディックウォーキングの各歩行フェーズにおける運動学的特徴を同じ歩行速度条件下で比較する事により、高齢者へのエビデンスのある安全な指導方法への基礎情報として報告した。。
佐藤啓壮、黒木薫、齋木しゅう子、永富良一