我が国の精神保健福祉施策は「入院医療中心」から「地域生活中心」へと変革されようとしているが、現実的には未だ掛け声だけに留まり、システムレベルでの根本的な改革がなされていない。そこで、現状追認的・妥協的な既存の資源やシステムを超えた、あらたなプログラムの我が国への導入と普及に資する実践的な研究活動を、「Assertive Community Treatment(包括型地域生活支援プログラム)」、「Individual Placement and Support(個別職業紹介とサポートによる援助付き雇用プログラム)」、「Case Management(ケアマネジメント)」、「Family Psychoeducation(家族心理教育)」などのテーマを中心に行ってきている。