「災害時の避難所における認知症者および介護者の状況分析-東日本大震災の避難所実態調査から-」(査読付き)
東日本大震災の際に避難所において支援にあたった介護保険事業所職員等を対象に質問紙調査を行った。支援に入った356か所の避難所で282か所に認知症者が存在しており、行動心理症状(BPSD)が3日以内に発生することや、不穏については、他の困難事例よりも避難所生活の早期から出現することが明らかになった。また避難所生活を継続するためには住民の理解の有無が重要であることが明らかになった。pp.490-499矢吹知之.加藤伸司.阿部哲也.吉川悠貴.
日本認知症ケア学会誌 第13巻第2号