互助の持続可能性を高めるための地域づくりのあり方に関する調査研究
地域活動になじみのない団塊の世代以降の世代であっても、子育て等日常生活上の関心事項を通してみれば 地域を意識しやすいことや、高齢者を含めた多世代による地域活動に関わることでの生活上のメリットや、他世代との互助関係を感じる 場合もあること、一見高齢者とは関係がないように思われる地域活動であっても、高齢者の生活支援や介護予防に大きな効果を与えてい る場合もあること等が明らかになったことをふまえ、団塊の世代以降の世代にも、自身が生活する上で必要であると考える観点から地域 に目を向け、活動することを促し、多世代による地域の互助の持続可能性を高めるために、地域づくりを行う上で生活支援体制整備で どのような対応が考えられるか、検討を開始する必要がある。そのために、特定地域を抽出した地域住民意識調査(フィールド・ヒアリング調査)を行い、実態を明らかにした。