市町村による地域福祉計画の自己評価と影響する要因について―東北六県の市町村に対する質問紙調査結果からー

日本社会福祉学会（第71回秋季大会）武蔵野大学

地域福祉計画は市町村の福祉計画の中で重要な位置にあり、今後際に期待が高まっていくことが予想される。しかし、「策定が進まない地方公共団体が存在していることや、策定できたとしても理念倒れになっていたり、各種社会福祉計画の寄せ集め計画になっていたり、市町村の地域福祉計画の内容が市町村社会福祉活動計画の引き写しだったり、必ずしも地方公共団体の計画趣旨が生かされていない現状」があるという評価もある。この指摘かが妥当だとすると、現状の把握と取り組みの再評価が必要になるため、これらの一部解明を目的として本研究は行われた。