カンボジアの仏教寺院は伝統的に社会的・人道的支援活動として身寄りのない高齢者 への生活支援が行われ、社会福祉の補完的役割を果たしている。しかし仏教寺院には受入れ人数にも限界があり、何よりも高齢者に対する専門的ケアをする人材がいないためにお世話をする方は、知識や技能および技術は持ち合わせてはいない。そこで専門職の人材養成・育成を念頭に、今後の仏教寺院の役割として介護に関する専門的知識と技術が不可欠であるとの考えから開催に至った。調査票からは高齢者に対するイメージと高齢者への関わりについて分析及び解析を行った。今回の研究目的は、カンボジア国内で社会福祉職の人材養成・育成するための推進システムをいかに構築することが出来るかを実証研究として研究活動を実施している。