地方自治体は精神薄弱者の在宅福祉サービスをいかにして具現化していくのか、特に、『障害者プラン』との絡みで専門性 、広域性、効率性等の視点から地方自治体の公的責任と役割について論稿した。その結果、実際の地域社会で生活している精神薄弱者の生活環境に対する地方自治体の在宅福祉対策は、極めて不十分な状況にあることが明らかになった 今後、地方自治体は公的責任を明確化しながら、住宅、就労、保健・福祉サービスを多元的に供給していくなかで、精神薄弱者福祉対策の充実化を図る重要性を提言しいている。
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