「精神薄弱者福祉対策における地域福祉供給格差について -宮城・福島両県の実態調査から-」
宮城、福島両県の地方自治体に対して実施した、地域で暮らす精神薄弱者に対する行政支援内容の『障害者福祉基礎調査』を基に、地域福祉供給格差が生じる関連因、さらには精神薄弱者福祉対策の問題意識などについて分析を行った。その結果、地方自治体の中で比較的財政の豊かな都市部は農村部よりも地域福祉供給サービスが高いとする二元的な視点を持つ論証に対して、同じ都市部、農村部の地方自治体においても地域的相違があるとする多元的な論証を究明することができた。pp.45-71
東北福祉大学 『東北福祉大学研究紀要』第19巻(通巻22号)