「フィリピンの地方都市レガスピー市における貧困地区住民の生活状態」
本稿ではフィリピンの地方都市であるレガスピー市の最貧地区を選びそこの住民の生活実態に関する調査を実施し、その分析を通してマニラ大都市圏の過剰都市化との関係から地方都市での貧困地区について考察した。地方都市の貧困地区の居住者はその物理的な居住悪環境と低い所得水準による生活環境悪化説は必ずしも一般性を有しないことが明らかになった。(科学研究費補助金による研究成果の一部である)pp.1-19谷勝英、田上喜美、赤塚俊治
東北福祉大学 『東北福祉大学紀要』 第17巻(通巻20号)