「ベトナムの児童福祉の現状と課題（その2）－農村部における要保護児童の実態を踏まえて－」

ベトナムの児童福祉政策の現状と課題について明かにすることを目的とした研究であった。特にBHN（Basic Human Ｎeeds）の視点から、児童（障害児も含む）の就学、児童労働、孤児、栄養不良など児童を取り巻く問題と課題に焦点を絞って､社会的､生活的環境から生起する分析を行った。とくに、農村部の実態調査と聞き取り調査から、児童福祉の社会的基盤である児保健､栄養､住居及び教育の保障の確立を目指した改善が早急に望まれる結果となった。(科学研究費補助金による研究成果の一部である。単独研究)
pp.49-65

東北福祉大学 『東北福祉大学研究紀要』第26巻（通巻29号）