発表では、ホーチミン市から北西i約170キローほど離れたラ・ジ町にあるベトナム赤十字社ラ・ジ町支部の職員の実態と職員を対象に実施した意識調査結果を基にしながら、農村部のベトナム赤十字社におけるソーシャル・サポート・ネットワークのシステム化について研究発表をした。とくに、社会資源が乏しい農村では、人、組織・団体、公的機関、病院など限られた社会資源を最大限有効活用し、インフォーマル・サポート部門ととフォーマル・サポート部門の融合化を図りながらいかにして相互支援活動を展開するかについ論じた。また、今後の支援活動を充実するためには、専門職員の人材育成の重要性についても論じた。