「教育の原理としての『対話』について」「査読有」
今日、コミュニケーション教育はもとより、教育における対話や、対話を原理とした教育実践の言説が流布している。しかし、対話とは何なのかという議論がつき詰められないままに、その表面的な側面のみが考えられがちな傾向がある。本稿はボルノーの対話論を手がかりに、対話において何が求められているのか、対話の本質を明らかにし、子どもの人間生成において対話はどのような意味をもつのかを検討したものである。
『教職研究』(東北福祉大学教職課程支援室2016)