「鎌倉幕府の社寺体制ー「二所詣」の変遷からー」
鎌倉幕府の将軍家が行った二所詣(伊豆山権現・箱根権現・三島神社)がなぜ行われるようになったのか、その背景を考え、さらに制度化された後、どのように変遷していったのか、その背景を考えるとともに、幕府の社寺政策、幕府の支配体制のなかで社寺がどのように序列化され、どのような社寺体制が生まれていったのかについて、考察を加えた。289~317頁〈全439頁〉
福田豊彦・関幸彦編『「鎌倉」の時代』/山川出版社