「中世相馬氏における散在所領の支配形態-南北朝期、戦闘集団の分析を通じ て-」
中世武士団は各地に散在する所領を一族・被官を代官(給主代)として派遣し、これを支配した。その実態を南北朝期の相馬氏を事例に考察するとともに、合戦勃発に際し、所領内の支配関係に基づいての動員体制が取られ、若党(家人)・郎従などの区分ができあがることを指摘した。pp.278-289
我孫子市教育委員会編『我孫子市史研究』第3号