研究会報告「鎌倉・南北朝期における相馬氏の姻族ー相馬氏の新出史料の紹介を兼ねてー」
相馬郷土研究会12月例会
近年、新たに確認された文書2点から、鎌倉・南北朝初期における相馬氏の婚姻関係を検討するなかで、その姻族に幕府体制下の有力御家人が多く、相馬氏もまた中核御家人として位置づけられていたが、徐々に劣化、低下する現況を整理し、その背景に分割相続による一族の分化と所領の狭隘化があることを指摘した。