学会公開講演「相馬氏研究と歴史資料論」
東北史学会(東北大学)
歴史研究の土台となる古文書を利用する場合、書誌学的な研究を前提にするだけでなく、狭義の歴史的知識のみならず、民俗学や地理学・地図の利活用が求められる。相馬氏研究では、相馬家の文書を研究する齋の手がかりを具体的に考え、さらに近年新たに発見された文書から、中近世移行期、戦国大名の家督相続の実態について成果を発表した。