『鎌倉殿と執権北条130年史』
源頼朝没後の鎌倉幕政史を、北条氏を中心としつつも、有力東国御家人の動向から叙述。いわゆる「中央」の視点だけでなく、それぞれの「地域」(地方)に割拠する御家人に注目、その興廃の背景から幕政史を複眼的に考察した。なお、こうした御家人=領主系御家人と、次期政権にも生き延びる官僚系御家人とを比較しながら、両者の違いにも言及した(総頁451)。
KADOKAWA(角川ソフィア文庫)