ロービジョンにより、日常生活に様々な困難が生じる。ロービジョンリハビリテーションの必要性はますます高まっている。求心性視野狭窄によるロービジョン者を対象とし、視覚探索課題の遂行における反応時間や眼球運動を晴眼者と比較することによって明らかにすることを目的とした。その結果、反応時間は、ロービジョン者の方が遅い傾向が見られた。眼球運動回数/反応時間は有意差が見られた。視野狭窄を補償するために、晴眼者とは異なる戦略を用いていることが推測された。今後は、実際にロービジョンリハビリテーションに応用していきたいと考えている。