人は何によって行動を起こすのかに興味を持ち、金銭的な報酬や罰が記憶に与える影響についての脳機能イメージング研究や、パーキンソン病患者における内発的動機付けについての研究、ギャンブル依存傾向が報酬・罰に関連する刺激への注意と記憶に与える影響についての研究を進めている。また、これまで脳腫瘍患者における時間認知についての研究や、選好と選択の不一致についての研究も行ってきた。これらの研究成果は、Cerebral CortexやHuman Brain Mappingなどの国際的な学術誌や、Society for Neuroscience、International Neuropsychological Society、日本神経科学会、日本心理学会などの国内外の学会で発表された。近年、Frontierの心理学分野の査読編集者に加わり、Human Brain Mappingや認知科学などの学術誌からの査読依頼を受けることで、最新の研究トピックにも触れている。