高齢者を対象とした包括的環境要因調査票の開発に関する予備的研究として,籔脇らが文献研究より抽出した環境要因16項目の妥当性を検討するために,通所リハビリテーションを利用している高齢者14名に対してNominal Group Techniqueを実施した.その結果,環境要因16項目中12項目で在宅高齢者の生活満足感に影響するという高い内容的妥当性を確認した.また,5項目で質問文としての表面的妥当性を確保するために文言の修正が必要であった.
26(6):567-582
籔脇健司,山田孝,植川陽子,久保田哲夫,小出侑季