本研究は,短時間のフロー体験が主観的ストレスと客観的ストレスに与える影響を明らかにすることを目的とした.健常大学生99名を対象として,90分の通常講義終了後にVisual analogue scale(VAS)とSalivary Amylase activity(AMY)を測定し,続いてフロー質問紙を記入させたところ,フロー高群は低群に比べて介入後のVASが有意に減少したが,AMYは有意差を認めなかった.
155(10): 713-720
Kazuki Hirao, Ryuji Kobayashi, Kyota Okishima, Yumiko Tomokuni, Kenji Yabuwaki