作業を大切にするキャリアデザインとして,教育研究職に就くまでの実践例を紹介した.ここでは,作業療法の核が「作業」にあること,そして,人は「作業的存在」であることを認識する必要がある.クライエントの作業を大切するために,そこに就職して何をするのかという「見通し」を立てること,現実的にイメージできる「目標」を具体的に設定すること,適切な助言を与えてくれるメンターがいることが非常に有益であった.
教育研究職に就く,pp.124-125
編者:澤田辰徳,執筆:澤田辰徳,田村浩介,京極真,寺岡睦,籔脇健司,他30名(多数のため省略,19番目)