回復期リハビリテーション病棟に入院した脳血管疾患症例に対し、心身ともに落ち着きが見られ始めた発症後3ヵ月目より、生活行為向上マネジメント(Management Tool for Daily Life Performance,以下MTDLP)を活用し自宅退院後の生活課題を抽出した。転帰先での銭湯利用を想定した段階的な外出訓練を中軸とした介入によって、不安を抱きがちな退院直後の生活像を症例本人が実際に認識・経験したことで、目的とした生活行為に対する課題解決や不安発言の解消に繋がったことを示唆した。
2020; 2(1): 16-22.
浮田徳樹, 小野大輔, 工藤結希菜, 鳥越夕妃, 阿部正之.