学生・指導者・養成校間の連携及び即時的情報共有を可能とするクラウド型システム(以下CS)の導入が、作業療法学生の臨床実習遂行に及ぼす影響を質的に明らかにするため、CSを利用した学生6名に半構造化インタビューを実施した。得られたデータはSCAT(Steps for Coding and Theorization)にて分析し、概念・理論記述を生成した。結果、CS導入は【課題遂行の効率化】や【心身・経済的負担の軽減】をもたらすことが示された反面、【対面コミュニケーション減少への危惧】や【CSの機能的限界】及び【ICT環境の制限】による【課題遂行の負担感】といった課題が抽出された。CSは実習遂行を効果的に支援する一方、対面交流の機会確保やICT環境整備等の配慮が必要と考えられる。
梅津雄志,浮田徳樹,伊藤明海,籔脇健司,稲垣成昭,佐藤善久.