「眼球運動に着目したアルツハイマー型認知症例への介入」
第52回日本作業療法学会(於 名古屋国際会議場)
身体を動かされること、特に寝返り時の恐怖感が非常に強いアルツハイマー型認知症(AD)症例に対し、眼球運動へ着目した寝返り練習の介入効果について検討した。左右それぞれへの寝返り時の眼球運動範囲を拡大させつつ、寝返り終章までの時間と介助者の介助量について調査した。結果、注視や追視に向上が見られ、寝返り動作時の時間や介助量に軽減が見られた。眼球運動に着目することで、AD症例の寝返り動作時の変化が起こせる可能性を示唆した。永井義樹, 浮田徳樹.