「車いす上の骨盤後傾姿勢に見られた戦略的座りの可能性」
第46回日本作業療法学会(於 シーガイアコンベンションセンター)
長時間車いす座位では、骨盤後傾位姿勢に移行している場合が散見される。これは、標準的な車いすのバックレストが、身体を前に押しているためと考えられる。骨盤後傾姿勢に着目し、普通の座り姿勢との違いを姿勢アライメントの面から姿勢から検討した。骨盤後傾姿勢では頭頸部は普通の座り姿勢に比較しアップライトとなった。頭頸部の前方モーメントの減少により、頸背部に掛かる負担は軽減するころから、楽さを求める戦略的座り姿勢である可能性を示唆した。浮田徳樹, 澤田紀子, 亀田珠希, 白木祐子, 八田達夫.