初級日本語学習者を対象とした交流型遠隔授業における教師の役割 —継続的なつながりをめざして―
日本語教育国際研究大会(SYDNEY-ICJLE2014)(於 University of Technology, Sydney (UTS; シドニー工科大学))
日本国外で日本語を学ぶ初級学習者と日本語母語話者との関係作りを目的とした交流型遠隔授業において、より長く持続可能な交流を促すための教師の役割について考察を行った。交流型の遠隔授業を実践した結果、教師が担うべき役割は次の四つにまとめられる。①交流の場の提供者②活動内容の企画者③仲間であり後見人④活動のチェック・観察者。このような一連の流れを繰り返し行うことで、継続可能な交流の場を作り上げることが可能であると考える。澤恩嬉,中林幸子,渡辺文生