「発達障害ライフデザイン支援モデルの開発―インクルーシブ教育の推進と教育現場における効率性に関する一考察―」
本稿ではユネスコや文部科学省のガイドラインを基にインクルーシブな社会を実現するための心理教育的支援モデルが提唱されている。これは発達障害=発達特性×デザインバリアという公式に加え二次障害との関係を含めたモデルである。発達特性の理解を医療の専門性として,デザインバリアの低減や二次障害の軽減を教育や心理の専門性と位置づけている。ライフデザイン支援とは,空間的な暮らしのデザインと時間的な人生のデザインの両方を含む概念としている。pp.189~202
『愛知淑徳大学教志会紀要』創刊号