クローン病患者用に開発したQOL質問紙の下部構造を確認し、次にこの尺度用い各因子と外的統制型(O)と内的統制型(I)との比較を目的とした。対象はクローン病109名。結果と考察:QOLは5因子構造であった;①治療とストレス②余暇とリラックス③胃腸症状④周囲の理解⑤生活や行動の満足感であった。満足感は性差が見られた(t=2.02, p<.05)。下部構造F1とF4迄は、自責を主とする帰属I群と、主たる原因は自分の責任が届かない部分とする帰属0群とに差は無く(t=0.14 n.s.)、原因帰属の考え方でQOLに差はなかった。
p30.
共同発表者:前川厚子,宮林幸江