その他

基本情報

氏名 高田 昭
氏名(カナ) タカダ アキラ
氏名(英語) Takada Akira
所属 健康科学部 保健看護学科
職名 助教
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「精神看護学実習におけるシャドーイングを通して学生が学んだこと‐看護学生の学びのレポートより‐」

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202008

発表学会等の名称

日本精神保健看護学会 第30回学術集会 COVID-19 のためWEB開催

概要

研究対象は、4年次に精神看護学実習(以下実習)において、精神科看護師のシャドーイングを体験をした学生の実習レポート74名分である。シャドーイングの内容としては、実習指導者と3時間程度行動を共にしながら、看護師の言動や関りなどを観察し、終了後には学生の思いに沿いながら、教員・指導者と10分程度の振り返りを行うまでの一連の流れとしていた。 分析方法は、計量分析ソフトKH coderを使用し、クラスター分析によって類似の回答をカテゴリー化した。得られた結果をもとに、研究者間で、各カテゴリーの特徴語を確認しながら意味内容を検討し、各カテゴリーに命名した。総文数は679であり、総抽出語数は25,010であった。クラスター分析の結果679の分は10のカテゴリーに分類された。精神実習では初めて精神疾患をもつ患者と関わることが多く、学生は関わるうえで少なからず恐怖や不安を抱いていることが多いいため、学生が脅かされない環境を提供することが必要である。今回のシャドーイングは、指導者の関りを観察するという学生の安全な環境が確保されることで、より深く患者のアセスメントを行うことにつながった。そのことが、「言動や表情などからセルフケア能力をアセスメントしケアを行うことの必要性」や「患者の尊厳を守り信頼関係を構築する必要性」などの10のカテゴリーに繋り学生の学びを深めたのではないかと考えられた。
総p.157 pp.131
高田昭 一ノ瀬まきの