教育経験年数が数年ある介護福祉士養成学校教員は、勤務管理や教育研究活動の変化が見て取れた。ストレス要因は経験により減少していくものの、周囲のサポートは得られにくく、このことが仕事や満足度の低下につながっていることが明らかになった。また、専門性や業務の特殊性により、バーンアウトにつながる要因や反応も確認された。
ヒューマンサービスである教員は様々な業務により常にストレスにさらされる危険性がある事から、継続的なストレス要因の把握とストレス反応の観察、必要なサポート体制の整備を行うことが重要と考えられた。