介護福祉士養成施設に所属して間もない教員の就業実態と職業ストレス

介護福祉士養成学校に所属して間もない教員の１年後の就業状況として、担当科目数・教育関連業務の増加に伴い日常生活状況が悪化している可能性が窺えた。また、職業性ストレスにおいて高ストレス環境下に置かれている者が確認されたほか、業務の質にストレス要因があり心身反応が生じていることが明らかとなった。
　今後、カリキュラム改定や教育人材の確保など介護福祉士養成学校が置かれている状況は、より厳しさを増すことが考えられる。就任後間もない教員に対して、所属校以外も含めた継続的かつ多角的なサポートの必要性が示唆された。

介護福祉教育Vol.23,No.2,pp.92-99