「介護福祉士養成施設における介護観教育の実態」
本研究は、旧カリキュラムにおける介護観の教育の実態を調査したものである。結果は、回答を得たほとんどの養成施設で介護観教育の重要性を認識し取り組んでいた。教育に取り組む中で困難を感じているとの回答は半数弱あり、同時に様々な教育上の工夫を凝らしている実態も明らかになった。しかし、一定の質を担保した介護福祉士をの輩出するのためには、介護観形成のための適切な教材開発や教育方法のさらなる工夫が今後の課題として考えられた。
介護福祉教育 No.48 pp,79-86