「中学生への呼称の操作が教師との心理的距離の変化に及ぼす効果(査読付き)」
教科担任の叱責場面への恐怖で、1年近く授業からの逃避行動が続いた中学1年女子に対する事例研究である。教師の叱責に侵襲性の感度を高め,現実検討が行えない生徒に教師そのものではなく、その呼称を操作することで、教師イメージを「強くて怖い」から「弱い」に転換した。教師への抵抗が除去され、生徒の変化によって教師の態度や支援観も変化した。Vol.42, No.1, pp.81-87.田上不二夫
カウンセリング研究