「相談室登校の中学生の相談室での充実感と教室登校との関係(査読付き)」
相談室登校の中学3年女子に対する事例研究である。対象生徒は、中学1年で不登校を経験し相談室登校を始めたが、2年余教室登校が得られず、高校進学をあきらめていた。3年9月に介入し、教師・学習・級友との関係を充実させることで教室復帰と高校進学が実現した。プレ・ポストテスト結果や、相談室で共に過ごしながら登校が停滞した生徒との経過を比較し、相談室での充実感の獲得が進学や教室復帰など建設的行動動機に結びつくことを考察した。Vol.41, No.3, pp.254-265.田上不二夫
カウンセリング研究