「スクールカウンセラーによる学習援助を中心にしたひきこもり生徒への登校援助(査読付き)」
いじめが原因で小学3年から約5年間自宅にひきこもっていた中学2年男子生徒への再登校援助の事例研究である。援助開始時の学力は小学1年生レベルにも満たず、対人関係に過度の緊張とかん黙がみられたため、学習援助を中心に作業課題を媒介させて援助を行った。発達障害はなかったが学力の遅れが顕著だったため、特別支援学級に入級し、登校が定着し、個別支援を受けて高校に進学を果たした。不登校生徒への学習援助およびチーム援助の意味と効果を論じた。Vol.37, No.4, pp.336-344.
カウンセリング研究