「中学校における別室登校での再登校援助システムに関する研究（博士論文）」

Ⅲ部９研究で構成される。Ⅰ部は理論的検討である。Ⅱ部は実証的検討として中学校および適応指導教室の生徒を対象に調査研究から３尺度を作成し、それらのパス解析から再登校援助モデルを生成した。
Ⅲ部では実践者対象のインタビューからM-GTA用いて別室登校の援助モデルとマネジメントモデルを生成した。これらにⅡ部で生成された実証モデルを統合して仮説モデルを生成し、介入研究での検証を行い、再登校援助システム・モデルを開発した。①学校マネジメントでの決定、②援助チーム形成、③ケースマネジメント、④チームマネジメントを経て教室登校が実現する。ケースマネジメントでは援助構造と認知行動療法ベースの方法論が、チームマネジメントではチーム構造とその機能分析の方法論が開発された。
総p.300

筑波大学