「チーム援助における役割曖昧性と青年期・中年期の教師の援助行動および情緒的消耗感との関連−援助役割と課題の明確化によるチーム援助への介入−(査読付き)」
中学生の別室登校に対する援助チームを対象にした事例研究である。当該援助チームは別室運営の経験者が不在で,援助は各担当者に一任されていた。そのため援助チームのメンバーは情緒的消耗感を募らせ全員が援助回避を選択した。チームに不在だったは,コーディネーターを筆者(介入カウンセラー)が担い,援助方針と役割分担を明確化した。曖昧な遂行課題を明確化するにしたがい,チームメンバーの援助行動は促進され,援助の奏功によって職務達成感が獲得された。Vol.52, pp.11-23
教育相談研究