その他

基本情報

氏名 中村 恵子
氏名(カナ) ナカムラ ケイコ
氏名(英語) Nakamura Keiko
所属 総合福祉学部 福祉心理学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

非認知能力を育てるグループアプローチ-学級システムプログラムによる個人と集団の成熟-

単著・共著の別

単著

発行又は発表の年月

202106

発表学会等の名称

指導と評価

概要

対人関係ゲームとは、田上不二夫によって開発されたグループアプローチである。田上は、集団遊びの研究を行い、対人行動を伴う遊び全体を「対人関係ゲーム」と命名した。対人関係ゲームは、人間関係に介入し、関係の変容を図る技法としてシステムズ・アプローチ(関係療法)に位置づけられ、学級集団への適用では「学級システムプログラム」と命名された。仲間形成を媒介する役割として「遊び=対人関係ゲーム」を位置づけ、選択される質的遊びによって、集団の成熟プロセスならびに社会性の獲得段階をアセスメントする。そして、介入者の支援デザインに基づき、遊びの種類を選択して対人関係ゲーム・プログラムを作成し、遊びを媒介に人間関係の変容を図るのである。
小論では、中学校での別室登校ならびに多部制・単位制公立高校への援用事例を報告した。