自主企画シンポジウム　学級システムプログラムは，どう教育に貢献できるか

日本カウンセリング学会第５２回大会

学級システムプログラム（CSP）の特徴は，個が成長する学級環境（システム）づくりにある。これまでに特別支援教育，不登校・いじめ・授業の成り立たない学級の問題など，教育のいろいろな場面で活用され成果をあげてきた（田上，2017）。
学級システムプログラムとは，対人関係ゲームを使って，教師と子ども，子ども同士に交流を生み出し，学級システムの発達を促進するプログラムである。プログラムで使われる対人関係ゲームは,言語的・非言語的に人とかかわり合う遊び（活動）を使って，人とつながり，人と人を心理的につなぐカウンセリング技法である。
学級システムプログラムは，学校教育にどのように貢献できるのだろうか。今後の発展の可能性について，3名の論客に期待と妄想を交えながら自由に語ってもらい，今後の発展について参加者と共に討議したい
田上不二夫・大澤靖彦・井ノ山正文・中村恵子