ポスター発表「不登校児と学級を結びつけるシステムの親和的変容を促す対人関係ゲーム」
日本カウンセリング学会第50回大会(筑波大学)
不登校の小学4年男子が対人関係ゲームを媒介に学級での人間関係に親和感を獲得し,学級復帰にいたる過程での学級システムの変容を報告した。クライエントは、夏休みに仲良しの級友が転校すると、学級内で孤立するようになり、不登校に陥った。スクールカウンセラーの筆者が担任をサポートし、学級全体での対人関係ゲーム・プログラムを導入した。これに先行して、本人との対人関係ゲームを用いたプレイセラピーを継続し、シェイピング法を用いて学級集団との接近を図った中村恵子 田上不二夫